【情報システム科】情シスFUTURE教室
今回は,海上保安庁の講話を実施
「海上保安庁」の名称から海洋に関する業務のイメージであるが,その活動は陸海空と多岐にわたることに驚いていた。[文字列の折り返しの区切り] そして,情報システムに関する職務について紹介がなされた。電子海図(ENC)を管理し,AIS(船舶自動識別装置)と連動した電子航行情報システムを開発・保守などである。
また,情報通信課は,一般にはあまり目立たない部署ながらも非常に重要な「情報の中枢・通信の要」を担っているとのことであった。情報セキュリティ・機密管理,サイバー攻撃への対策,通信網への不正アクセスの防止など,情報システム科の学習内容と合致する職務内容であった。
【生徒の感想】海上保安庁の仕事は海の警察なようなものぐらいに思っていたけど,海洋汚染防止の仕事や,新たな島ができたときの調査など,広く活動していることを知れた。また,ヘリや船の操縦や整備,他の船などとの通信,司令や経理など様々な職種があることを知った。海上を巡視船で回っていて密輸や密航対策をしっかりしていて日本は守られているなと思った。[文字列の折り返しの区切り]海上保安庁の仕事は情報系とは関係ないと思っていた。情報通信科など情報システム科の生徒でも目指せそうな科があり参考になった。実際は情報系の仕事もあると知って,将来の選択肢として考えてみるのも良さそうと感じた。
そして,懇談会
「海上保安庁」の諸業務に関心ある生徒たちとの懇談会を行った。最初は緊張してた生徒たちは,職員の方々の気配りに、和気藹々とした雰囲気の中で,問答が為された。
「巡視船で航海する仕事はどんなことですか」「朝昼夜の食事はおいしいですか」「誰が調理するのですか」「仕事はきつくないですか」「採用試験は難しいですか」などなど・・・。
情報システム科を卒業し,現在2年目を迎えた重留麗也さんから,後輩に向けて激励のことばもただいた。「なぜ海上保安庁に就職されたのですか」の問いに対し「消防士を目指していたが,いろいろ調べる中で、海の仕事にも興味をもった。陸上、海上両方の仕事ができるのが魅力だった」と応えてくれた。その証に,彼の帽子を手に取り眺め,そして被った姿が印象的であった。