【情報システム科】「情シスFUTURE教室」「アイアイラーメン」久留友晃(トモミツ)社長語る~失敗のすすめ~
倒産と離散を越えた再起への道
戦後、台湾から引き揚げた祖父が谷山で製麺業や飲食店を営んでいたが、バブル崩壊の影響で父の代に倒産し、困難辛苦な生活となった。その煽りを受け、専門学校を断念し、友人の支えの中で暮らす経験を通して、家族や食事のありがたさを痛感した。
その生活の中で、父の味を継ぎたいという思いが芽生え始めていた。父から基礎を学び中華料理店でも修業を重ねた。家族で再び食卓を囲みたい、親孝行をしたいという強い思いから、ラーメン店を開業し、兄と共に製麺工場を設立して家業の再興を目指した。今は、新栄店と共に地元谷山の西谷山店で奮闘「志事」している日々である。
失敗のすすめ
「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ。」と,ガンジーのことばをもとに,「失敗は終わりではなく,次の挑戦へ進むことができる。だから,どんなことでも,先ずは失敗を恐れず,自分のやりたいことに挑戦してすること。そして,友だちや周りの人と一緒に挑戦を続けることで,無理だと思えることでも前に進める」と語ってくれた。
【生徒の想い】
印象に残っていることは,失敗はするべきだということです。私は,努力もしないで良い結果がついてくる人のことを正直,羨ましいと同時に嫉妬していました。こんなにもがんばっているのにどうしてこの人の方がいいか,自分がどうして頑張っているのかわからない時もありました。 ですが,こうした失敗を重ねていくことで私の経験になり糧になっているのだと分かって少し楽になりました。進路のためにとずっと頑張るなかすごく落ち込んでしまいがちな時に思い出していきたいです。
私はかなりの無理難題にチャレンジしようとしていて、無茶かもしれないと思っていましたが、チャレンジした人しか失敗と成功は得られないという言葉を聞き、チャレンジしなければ始まらないと感じました。私にとってはこれこそがターニングポイントだと思うので、どんな結果でも受け入れ、夢のために進んでいきたいと思います。