【マルチメディア科】好きなことを、仕事にできると信じられるように
〜鹿児島情報高等学校 × クリエイティブ企業が描く、新しいキャリア教育のかたち〜
本校では、福岡を拠点に活動するクリエイティブ企業・株式会社MEIALUA(本社:福岡市中央区、代表:入江 凌生)と連携し、マルチメディア科3年生を対象とした1年間の実践型クリエイティブ授業を開講しました。
本授業は、表現のスキルだけでなく、「問いを立てる力」「考えを言語化する力」「発信する力」を育て、AI時代にこそ求められる"考える力"を中心に据えたキャリア教育を目指しています。
■背景|"好き"をキャリアにつなげる、その一歩を
スマートフォンやデジタルツールの進化により、デザインや映像、イラストなどの表現活動はますます身近なものとなりました。
しかし一方で、地方の高等学校生には「興味はあるけど、どうやって仕事につなげればいいのか分からない」といった課題も多く残されています。
実際に卒業生からは、
「もっと早く仕事の現場に触れておきたかった」
「都市部での進学や就職に不安を感じていた」
といった声も聞かれます。
こうした一つひとつの声を"本質的な気づき"として受け止めた教員たちが、よりリアルな学びの導入を模索する中で生まれたのが、本取り組みです。
本授業では、MEIALUAが企業や自治体との現場で培ってきた経験をもとに、以下の力を段階的に育成します。
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問いを立てる力
「なぜこの表現なのか?」「そもそも本当に必要なのか?」と、表現の根拠を自ら掘り下げる思考力 -
企画・構想力
目的や相手に応じてアイデアを整理し、構造的に形にしていく構想力 -
言語化・発信力
自身の考えを的確に言葉にし、共感を得ながら発信していくプレゼン力・表現力
講師は平均年齢25歳の現役クリエイター。年齢の近さを活かしながら、生徒たちとフラットな関係性の中で、実務に近いクリエイティブの思考と技術を共有しています。
■展望|進路の選択肢を広げ、地域との関係性も育む
この講義の目的は、進学・就職を含めた進路の選択肢を広げることにあります。
たとえば、姉妹校)鹿児島キャリアデザイン専門学校への進学や、地元・県外のクリエイティブ企業への就職など、"好き"をキャリアに変えるルートをより具体的に描けるよう支援します。
今後は、以下のような展開も視野に入れています:
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地元企業と連携した産学協働プロジェクトの実施
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学科ブランディング強化に向けた広報活動(中学生・保護者向け)
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生徒のアウトプットを活かした地域との共創的な発信
鹿児島情報高等学校は、今後も"地元にいながら"未来につながる教育を探求してまいります。
■株式会社MEIALUAについて
株式会社MEIALUAは、福岡を拠点に活動する「アーティストカンパニー」です。
「私たちがアーティストであること」を譲れないエゴイズムとして掲げ、ブランドや地域が本来持つ輪郭をすくい上げ、企画・デザイン・発信までを一気通貫で行うチームです。
グラフィックやパッケージ、広告、空間演出などの商業デザインにとどまらず、「問い」を起点とする講義設計、空き家再生や防災拠点の企画、地域プロジェクトまで、領域や枠組みにとらわれない表現活動を展開。
クリエイティブを通じて"らしさ"を見つけ、社会や人との持続的な関係性を築くことを理念に活動しています。
下記、二次元コードは、株式会社MEIALUAが「PR TIMES」にて投稿したプレスリリースになります。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000139748.html
■本件に関するお問い合わせ
鹿児島情報高等学校(広報担当)
TEL:099-268-3101
Email:otoiawase@ka-joho.jp
株式会社MEIALUA(メイアルア)
担当:広報チーム
Email:info@meialua.jp
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