プレップ科◆カンボジア研修旅行記③
プノンペンを発ちシェムリアップに移動した生徒たちは、この日北部農村の小学校を訪問しました。全校児童200名の小学校では、児童たちが花道を作って歓迎してくれました。
(あまりの歓迎ぶりに戸惑う生徒たちでしたが・・・)
小学校では特別授業(体育、図工、音楽、理科等)に参加しました。
イラストで名前を当てるゲームや折り紙、ケンケンパを児童と一緒に。
全員でダンス(パプリカは子どもと一緒に踊れる最強ソング!)
高校生に複数の児童で挑む相撲大会も開きました。
また長縄跳びや全員でのボール廻しゲームなど楽しい時間を過ごしました。
素敵な花飾りを一緒に作って、最後に合唱「旅立ちの日に」を披露しました。
児童たちは本格的な合唱というものを初めて聴いたそうで静まり返っていました。
交流会を終えると、別れを惜しみ手つなぎやハグを求める児童が押し寄せました。
母親は農業、父親は隣国タイに出稼ぎに出るものが多いため、子どもたちは愛情に飢えています。
このような状況でほとんどの児童が外国人に接することがなく、生徒たちに対して興味津々であることがヒシヒシと伝わり、さらにカンボジアの農村は情操教育の概念がほぼ無く、今回生徒たちが提供した「遊び」は、どれも驚くほど盛り上がりました。また大人に褒められた経験がほとんどないため、生徒たちの褒める声掛け指導が功を奏しました。
この小学校では50人程の新入生が入学してきますが、保護者の教育への理解が乏しく、高学年になると労働力とみなされ学校に通わなくなることが多く、卒業する時には半分に減っているそうです。
これまで貧困や途上国について学習してもなんとなく遠い国の話と思っていましたが、現地で実際に見聞きし体験できたことは本当に貴重な経験となりました。